PIPを使てpythonのモジュールをインストールする方法

python

PythonのPIPを使ってモジュールのインストールやアップデートする方法,コマンド一覧を知りたい、すべてのモジュールを最新のバージョンへ一括アップグレードしたい方へ、本記事ではPIPのコマンド一覧とその使い方,pip-reviewを使ってすべてのモジュールを最新バージョンへ一括アップグレードする方法を解説します.

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PIPて何

pythonのプログラム作成において、標準ソフトでは足りない機能をすでに開発されたプログラム資源を利用することができます.また,Pythonにはコミュニティによって開発および共有された様々な機能を有したプログラムパッケージをPython Package Index(PyPI)がライブラリーとして管理しており,ユーザーはpipコマンドを使いライブラリーからパッケージをインストールすることができます.

pipを最新のバージョンにする

・コマンドプロンプトを起動します.
キーボードのWindowsキー+rを押して,名前にcmdと入力して”OK”を選択してコマンドプロンプトを起動させます.


・コマンドプロンプトからpipを最新のバージョンにします.

pip install --upgrade pip                                                          

パスが通てない場合はpython -m でpythonを呼び出しpipコマンドを実行します.

python -m pip install --upgrade pip

pipを使った主なパッケージ管理コマンド

パッケージのインストール

pip install package_name  

バージョンを指定してインストール

pip install package_name==version number  

パッケージのアンインストール

pip uninstall package_name 

パッケージのアップグレード

pip install --upgrade package_name

インストール済みのパッケージを確認する

pip list

モジュール名とバージョンが確認できます.

・最新のアップグレード可能なモジュールのバージョンを確認する

pip list --outdated 
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: c5248dd4de916af76494a6e38593d0eb.png

・モジュール名と現在のバージョンとアップデート可能な最新バージョンが表示されました.

現バージョンのバックアップと復元方法

モジュールの中には,他のモジュールの関数を参照しているものがあり,バージョンを変えたことで正常に動作しない場合があります.
正常動作しているときのバージョンを控えておくことが大切です.
pip freezeを使いうと現在のモジュールとバージョンが表示されます.以下のようにするとテキスト(requirements.txt)に情報が記載されます.

pip freeze > requirements.txt     

requirements.txtにパッケージ名とバージョンが記載されます.

argon2-cffi==20.1.0
async-generator==1.10
attrs==20.3.0
backcall==0.2.0
bleach==3.3.0   

先程作成したrequirements.txtからバージョンを復元するには以下を実行します.

pip install -r requirements.txt

pip-reviewを使ってすべてのモジュールを最新のバージョンへアップグレード

pip単体ではすべてのモジュールを一括でアップデートすることはできませんが,pip-reviewを使うことで可能です.

pip-reviewのインストール

pip install pip-review

アップデートができるパッケージを表示します.

pip-review

パッケージをまとめてアップデート

pip-review --auto

・対話形式でパッケージをアップデート

pip-review --interactive

対話形式でモジュール毎にアップデートするかを決められます.

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