pythonでオリジナルの計算式を作成して,プログラムのいろいろな場所で使用したいと言ったケースでは,関数defを用いる事で計算式を定義し呼び出す事ができます.本記事では関数の定義方法を例題を用いて説明しております.
関数の定義
プログラム中に繰り返し同じ計算をする場合に,何度も同じ計算式を書いているとプログラムが長くなりバグの原因になります.関数を使うと与えられた値に対し定義した計算値を返すことができるため,プログラムをシンプルにする事ができます.
・関数は以下の書式で作成することができます.
・関数を使って底面が正方形の角柱の体積を求める式について作成します.
底辺:b,高さh (体積=b^2*h)
[IN]
def tri(b,h) :
return (b**2)*h #演算子**は乗(べき)です
print(tri(2,3))
[OUT]
12
関数を呼び出すときは,特に指定がないと前から順番通りになります.
・関数の値を指定して呼び出してみます.
[IN]
def tri(b,h) :
return (b**2)*h #演算子**は乗(べき)です
print(tri(h=3,b=2))
[OUT]
12
関数に使う値を指定しているときは,順不同で記載して良いです.
引数に初期値を設定する.
引数に初期値を指定すると,関数を呼び出した時に引数に値が無い場合は初期値になります.
[IN]
def teiki(money,rate=0.04,year=10) : #利率0.04%,年数10年
return money* (1+rate/100)**year
print(teiki(money=100)) #100[万円]
[OUT]
100.40072076853781
定期で預けてもあまり増えないですね.
docstringで説明を付けよう
docstringを使うと関数に説明文を付けることができます.
関数を定義する際に,関数の下に説明文を三重引用符(’’’)で囲んで記述します.
・docstringで作成した説明文を呼び出します.
def teiki(money,rate=0.04,year=10) : #利率0.04%,年数10年
''' 定預金シュミュレーション定義 '''
return money* (1+rate/100)**year
print(teiki(money=100)) #100[万円]
print(help(teiki))
[OUT]
Help on function teiki in module __main__:
teiki(money, rate=0.04, year=10)
定預金シュミュレーション定義
無事関数の説明が出力されました.
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