pythonにはリストと辞書型オブジェクトがあるみたいだけど,何が違うのだろうかとい言った疑問や,使い方が解らないと言った方のために,本記事ではリストと辞書型オブジェクトの基礎的な使いかたの説明をしていきます.
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リストについて
リストは,一連の値や文字を並べたものをひとまとめに管理したい時に使います.
例えば,尾張徳川の城主の名前「義直,光友,綱誠,吉道,五郎太,継友,宗春」や,諏訪市の毎月の平均気温「-1, -1, 3, 10, 15, 19, 23, 24, 20, 13, 7, 2」のような決まった順序で並べられた情報をリストオブジェクトと言います.
[IN]尾張城主の名前と諏訪の平均気温をリストにしてみます.
owari=["0義直","1光友","2綱誠","3吉道","4五郎太","5継友","6吉宗"]
suwa_temp=[-1, -1, 3, 10, 15, 19, 23, 24, 20, 13, 7, 2]
print(owari)
print(suwa_temp)
[OUT]
['0義直', '1光友', '2綱誠', '3吉道', '4五郎太', '5継友', '6吉宗']
[-1, -1, 3, 10, 15, 19, 23, 24, 20, 13, 7, 2]
リストに文字と数値をいれることができました.
リスト呼び出し
リストは0番から順に作成されていきます.この順番のことをインデックスと言いい.このインデックス番号からリストに格納された要素を呼び出すには,リスト名[インデックス番号]で呼び出せます.インデックス番号のa番目からn番目を呼び出すにはリスト名[a:n-1]になります.
[IN]
owari=["0義直","1光友","2綱誠","3吉道","4五郎太","5継友","6吉宗"]
print(owari[1])
print(owari[4:6])
[OUT]
['4五郎太', '5継友']
リストで[4:6]となっているので4番目と5番目が呼び出されましたが、6番目は含まれないことに注意してください.
リストの要素を変える
リストの要素が間違えていて修正したい場合は,リスト[インデックス番号]=新しい要素になります.
[IN]リストの6番目を吉宗から宗春に変えます.
owari=["0義直","1光友","2綱誠","3吉道","4五郎太","5継友","6吉宗"]
owari[6]="6宗春"
print(owari)
[OUT]
['0義直', '1光友', '2綱誠', '3吉道', '4五郎太', '5継友', '6宗春']
吉宗は8代将軍,宗春は7代尾張城主です.
辞書型オプションについて
リスト型は、要素をインデックス番号で順番に管理していましたが,辞書型はキーと要素の組み合わせで格納されます.本物の辞書のようになっています.英和辞典に例えるとcatがキーで猫が要素になります.
[IN]御三家と加賀の石高について辞書にしてみましょう.
kokudaka={"尾張" :62 ,"水戸" :25,"紀伊": 54 ,"加賀":70 }
print(kokudaka)
[OUT]
{'尾張': 62, '水戸': 25, '紀伊': 54, '加賀': 70}
キーから要素を呼び出す
キーから要素を呼び出すには,辞書型[キー]でできます.
[IN]
kokudaka={"尾張" :62 ,"水戸" :25,"紀伊": 54 ,"加賀":70 }
print("水戸" , kokudaka["水戸"])
[OUT]
水戸 25
辞書の要素を変える
辞書の要素を修正する場合は,辞書型[キー]=新しい要素でできます.
[IN]加賀を70万石から103万石に修正します.
kokudaka={"尾張" :62 ,"水戸" :25,"紀伊": 54 ,"加賀":70 }
kokudaka["加賀"]=103
print("新しい加賀 ",kokudaka["加賀"])
[OUT]
新しい加賀 103
ここまでで,リストと辞書オブジェクトの基礎的な使い方が理解できたのではないでしょうか.
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